2017/04/13 21:54
映画『メッセ-ジ』の試写イベントが13日、東京都内で行われ、メガホンをとったドゥニ・ヴィルヌ-ヴ監督、ゲストとしてタレントの関根麻里が登壇した。
米作家テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を映画化したSFドラマ。言語学者のルイ-ズ(エイミ-・アダムス)は、突然地上に降り立った、巨大な球体形宇宙船が人類の脅威なのかを調べるため、コンタクトを試みる。
一足先に鑑賞した関根は「見終わった後の心と頭への衝撃がすごかった。SF映画だと思って見たけれど、ヒュ-マンドラマの部分に引き込まれました」と興奮気味にコメント。これを聞いたヴィルヌ-ヴ監督は「僕が初めて原作を読んだときと全く同じ気持ち。これはまさに人間ドラマなんです」と明かし「皆さんも機会があれば、ぜひ原作の短編も読んでください」とアピ-ルした。
この日の会場には、映画を学ぶ学生たち200人が集結。上映後のイベントとあり、監督は「ポジティブな感想、ネガティブな感想、どちらも聞いてみたいね」と学生たちの反応に興味津々な様子で、関根も「なかなかない機会。監督に聞きたいことを思いっ切りぶつけてください」と笑顔で呼び掛けた。
将来、映画監督志望という学生からは「映画を撮るのは楽しいけど、その準備が大変で投げ出したくなる時もある。監督は精神的に追い詰められることはありますか?」という質問が。
ヴィルヌ-ヴ監督は「僕はむしろ撮影の時にパニックに襲われる。不安感と闘いながら現場にいることが多い」とした上で、そういう状況に陥った時は「うまくパニックと折り合いをつけることにしている」と回答。「そういう答えが見つからない状況に陥った時、それをうまく自分の味方にしてしまうといい。その状況を居心地のいいものだと捉えれば、それはパワフルなものに変わるし、そこから素晴らしいものが生まれると思う」。さらに「僕は準備がすごく好きなんだ。作品について夢想することができるからね。君も準備を好きになったほうがいい」と優しくアドバイスを送った。
また日本で10月に公開予定の映画『ブレ-ドランナ-2049』も手掛けているヴィルヌ-ヴ監督。進捗状況については「実は何もお話しできなくて…」と申し訳なさそうにしながらも「編集はそろそろ終わりそうな段階に入っている。SFXも膨大にあるが、作業ももう少し。いまは音を付けているところ」と報告。「僕にとってもこれまでで一番の野心作で、一番難しい作品になった。早く公開したいね」と声を弾ませた。
映画は5月19日からロ-ドショ-。
エンタメ OVO
関連記事
最新News
アクセスランキング
1
【先ヨミ・デジタル】玉置浩二「ファンファーレ」ふたたびDLソング首位走行中 『ズートピア』主題歌シャキーラが上昇中
2
AI、新曲「Not So Different」&「ハピネス」アコースティックver.をパフォーマンス
3
「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」「一体どんな終幕を迎えることになるのか」「この脚本だと、演者の皆さんは大変だと思う」
4
back number「ヒロイン」が韓国で上昇中 韓国内における冬の名曲の仲間入りに
5
<インタビュー>HANA、「NON STOP」に込めた“止まらない”覚悟――【BMSG FES】に『紅白歌合戦』出場、怒涛のデビューイヤーを駆け抜けて
インタビュー・タイムマシン
注目の画像